【管理人コメント】
フランスにおける首相会見の内容です。詳細は以下およびリンクにてご確認ください。
【以下引用】
カステックス首相及びヴェラン連帯・保健大臣の記者会見(概要)
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在留邦人の皆様
12月6日、フランスにおける新型コロナウイルス感染症に関し、 カステックス首相及びヴェラン連帯・保健大臣及が国民に向けてテ レビで記者会見を行いましたので、概要をお知らせします。
1 感染状況
・仏全土のあらゆる国民に感染が拡大している。1日の感染者数が 約5万人となり、10万人中400人以上が感染するなど、第三波 のピーク時よりも感染者数が多くなっている。特に、ワクチン接種 率が低い場所での感染率が高い。
・病院は、新型コロナが始まった約2年前よりも設備が強化されて いるものの、圧迫されている。 現在の重篤者数は2200人であり、10分に1人が重症化してい る。また、現在の入院患者数は1万2000人以上であり、1分に 1人入院している。
・しかし、感染者数は多いものの、1年前と異なるのは、既に52 00万人がワクチンを接種していることであり、これがなければ、 第一波のように病院が逼迫し、他の欧州諸国のように外出禁止令を 出さなければならなかっただろう。そのため、 恐怖に陥ることなく、警戒心と明晰さが必要である。
・パスツール研究所によれば、今よりも感染率を10%低下させる ことができれば、病院の逼迫は避けることができる。
2 オミクロン株
・現在、仏国内では25人の感染が判明しており、そのうち21人 は、特に南部アフリカ諸国から戻った者であり、残りの4人は市中 感染した者である。感染拡大を防ぐべく、感染ルートの追跡を続け ている。
・オミクロン株は、デルタ株よりも感染力が強い、あるいははるか に強いとされている。南アフリカや英国では3~5日で感染が2倍 になったと言われている。
・しかし、デルタ株よりも危険であるというデータはない。
・また、既存のワクチンが効果を発揮するかは判明していないが、 現在のワクチン戦略を変えることはない。
・欧州疾病予防管理センターによれば、今後数か月で欧州における 感染者の大部分がオミクロン株の感染者になると言われている。
3 ブースター接種
・ワクチンはリスクを低下させ、重症化から人を守るものの、時間 と共にその効果は低下していくため、感染や拡大を防ぐことができ ない。特に高齢者等のリスクある者にとっては、接種後5~6か月 で重症化のリスクが高まるため、ブースター接種が重要である。既 に1000万人がブースターを接種している。
・2週間で追加的に200のワクチンセンターを新たに開設したた め、現在は1300のセンターが存在し、既存のセンターでも接種 場所を増加させたため、1月上旬までに追加で1500万人以上が ブースターを接種することになる。
・65歳以上の者は、いかなるセンターにおいても予約なしで接種 できることになる。また、 列に並ばないためのコールセンターも設置する。
4 一回目のワクチン接種
・接種対象の国民の90%近くがワクチンを接種しているものの、 いまだに一回目のワクチンを接種していない者たちがおり、重篤者 の多くがワクチン未接種者である。
・一回目のワクチンを接種する者も、あらゆるセンターで予約なし で接種できる。
5 学校
・ワクチン未接種であり、頻繁に検査を受けているため当然である が、12歳未満の子供の感染が増加している。
・そのため、初等教育の衛生プロトコールをレベル3に引き上げる 。
・初等教育では、今週木曜日(9日)以降休暇までの間はレクリエ ーションでもマスクの着用を義務化し、 接触型のスポーツの実施は制限される。来週月曜日(13日)以降 は、食事をとる環境も整備される。
・学級で1名陽性者が出れば残りの生徒のシステマティックな検査 を継続、3名以上が陽性になれば、学級を閉鎖する。
6 5歳~11歳の子供に対するワクチン
・12月15日以降、肥満、糖尿病、心臓病、呼吸器疾患等のリス クのある子供約35万人に対するワクチン接種を開始する。
・また、保健当局からの許可が出次第、可能であれば年末までに、 それ以外の約600万人の子供に対するワクチン接種も開始する。 許可が出され次第接種を開始できるよう、既にロジスティックスの 準備を進めている。12月20日から各センターで、12月27日 からは各病院や薬局等で実施できる可能性がある。
・子供に対するワクチンは義務ではなく、あくまで両親たちが自主 的に接種させるものである。
7 テレワーク
・実施可能な企業は週に2~3日を目標にテレワークを実施するよ う推奨する。
・公務員は週に3日までテレワークを可能とする。
・1週間後に実施状況を確認し、推奨では不十分だと判断すれば、 義務に移行する。
8 宴会やイベント
・クリスマスや年末を祝うことができるよう、それまではプライベ ートでも職場でも、最も感染率が高いとされる宴会を制限するよう 呼びかける。
・また、新年祝賀会を含め、職場における宴会に関する明確なルー ルが設定される。
・開催自体を禁止するものではないが、飲食をしない形での実施を 呼びかける。
・クリスマス・マーケットやリヨン光の祭典等の屋外の大規模なイ ベントでも、飲食をする区域を制限し、同区域における衛生パスの 確認を厳格化する。
・ディスコは、今週金曜日から4週間閉鎖する。
・こうした措置の影響を受ける、ディスコ、イベント会社、ケータ リング業者等の支援も継続する。明日(7日)にも条件についての 協議が開始される。
9 スキー場
スキー場に関しては段階的なプロトコールを計画しており、様々な 仮説を立てているが、現時点では、(スキー場を閉鎖せずに)この プロトコールで対応できると考えている。
10 結語
・この数か月、人々の気が緩み、感染防止措置が厳格に適用されて いないため、屋内や混み合う屋外でのマスクの着用や、1時間に1 0分程度の換気等の措置を心がけるよう呼びかける。
・この新たな波を乗り越えるための手段はあるため、リスクのある 行為は中止し、ワクチン接種をし、慎重に行動し、連帯を示すこと は我々の責任である。これらの現状に見合った措置を実施すること で、これまでのように、この波を乗り越えられると考える。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
在フランス日本国大使館 領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
メール:consul@ps.mofa.go.jp
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12月6日、フランスにおける新型コロナウイルス感染症に関し、
1 感染状況
・仏全土のあらゆる国民に感染が拡大している。1日の感染者数が
・病院は、新型コロナが始まった約2年前よりも設備が強化されて
・しかし、感染者数は多いものの、1年前と異なるのは、既に52
・パスツール研究所によれば、今よりも感染率を10%低下させる
2 オミクロン株
・現在、仏国内では25人の感染が判明しており、そのうち21人
・オミクロン株は、デルタ株よりも感染力が強い、あるいははるか
・しかし、デルタ株よりも危険であるというデータはない。
・また、既存のワクチンが効果を発揮するかは判明していないが、
・欧州疾病予防管理センターによれば、今後数か月で欧州における
3 ブースター接種
・ワクチンはリスクを低下させ、重症化から人を守るものの、時間
・2週間で追加的に200のワクチンセンターを新たに開設したた
・65歳以上の者は、いかなるセンターにおいても予約なしで接種
4 一回目のワクチン接種
・接種対象の国民の90%近くがワクチンを接種しているものの、
・一回目のワクチンを接種する者も、あらゆるセンターで予約なし
5 学校
・ワクチン未接種であり、頻繁に検査を受けているため当然である
・そのため、初等教育の衛生プロトコールをレベル3に引き上げる
・初等教育では、今週木曜日(9日)以降休暇までの間はレクリエ
・学級で1名陽性者が出れば残りの生徒のシステマティックな検査
6 5歳~11歳の子供に対するワクチン
・12月15日以降、肥満、糖尿病、心臓病、呼吸器疾患等のリス
・また、保健当局からの許可が出次第、可能であれば年末までに、
・子供に対するワクチンは義務ではなく、あくまで両親たちが自主
7 テレワーク
・実施可能な企業は週に2~3日を目標にテレワークを実施するよ
・公務員は週に3日までテレワークを可能とする。
・1週間後に実施状況を確認し、推奨では不十分だと判断すれば、
8 宴会やイベント
・クリスマスや年末を祝うことができるよう、それまではプライベ
・また、新年祝賀会を含め、職場における宴会に関する明確なルー
・開催自体を禁止するものではないが、飲食をしない形での実施を
・クリスマス・マーケットやリヨン光の祭典等の屋外の大規模なイ
・ディスコは、今週金曜日から4週間閉鎖する。
・こうした措置の影響を受ける、ディスコ、イベント会社、ケータ
9 スキー場
スキー場に関しては段階的なプロトコールを計画しており、様々な
10 結語
・この数か月、人々の気が緩み、感染防止措置が厳格に適用されて
・この新たな波を乗り越えるための手段はあるため、リスクのある
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在フランス日本国大使館 領事部
電話:01-4888-6200(海外からは +33-1-4888-6200)
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