【管理人コメント】
ルクセンブルクにおける制限措置についての情報です。ルクセンブルク政府は現在の感染状況及び病院の状況に鑑み現行の措置の一部を緩和すると発表しました。HORECA部門での営業時間の制限の廃止、職場におけるCOVID CHECKの実施の任意化等の内容が含まれています。詳細は以下およびリンクにてご確認ください。
【以下引用】
新型コロナウイルス感染状況及び今後の規制措置等
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2月4日、ルクセンブルク政府は、ベッテル首相及びレナート保健 相による当国の新型コロナウイルス感染状況及び今後の規制措置等 についての会見を行いました。概要は以下のとおりです。
(会見概要)
●政府は、現在の感染状況及び病院の状況を鑑み、現行の措置の一 部の緩和を決定。
●HORESCA部門(レストラン、カフェ、ディスコクラブ等) における営業時間の制限を廃止。「2G+」が適用対象であった場 所で「3G」が適用される。
●職場における「Covid Check」制度の実施を任意とする。
●個人的な集会に対する制限を撤廃。「Covid Check」制度の下での集会は2千人まで可能。
●隔離による職場での欠勤増加に対応するため、濃厚接触者に対す る隔離義務を完全に撤廃。陽性者も簡易抗原検査で2日続けて陰性 となれば、隔離を終了することができる。
1 現在の感染状況等について
(1)現在の感染状況は、1日の感染者数の激増と重症者数との間 に相関関係は見られないことから、楽観的に見ることができる。記 録的な感染者数ではあるが、ワクチンのおかげで、1年前とは全く 異なる状況である。現在、感染のピークに達しており、 感染の指数的な増加は止まっている。ワクチン未接種者の間でウイ ルスが蔓延する可能性は、接種済み人の間で蔓延する可能性の2倍 になることが分かっている。ワクチン接種によって、パンデミック から徐々に脱却することができるだろう。
(2)現在、社会と職場に最も大きな負担を与えているのは隔離で ある。全てのセクターで、隔離による人員不足の影響と負担が大き くなっていることが、病床占有状況よりも懸念される問題となって いる。
(3)集中治療室の状況も安定しており、近隣諸国と比較しても良 い状況である。昨年12月、政府はオミクロン株が病院にどのよう な影響を与えるかまだ判明していない段階で、 感染拡大予防のための厳しい措置を実施したが、オミクロン株の影 響が徐々に判明し、これらの予防措置はもはや意味をなさないため 、規制緩和することができる。
(4)高年齢層などのリスクカテゴリーにおけるワクチン接種率が 高いことも安心材料となっている。60歳以上の接種率は90% で、77%以上がブースター接種済みである。全体では、72%が ワクチン接種済みで、未接種者のうち15.6%が回復者とみなさ れている。現在の統計では、ワクチンを接種していない人が集中治 療室に入院するリスクは、ブースター接種まで受けている人に比べ て19倍も高くなる。
2 今後の規制・対策について
(1)今週の閣議で感染状況について議論し、政府は、現在の感染 状況及び病院の状況を鑑み、現行の措置の一部を緩和し、より自由 を認めることができるという結論に達した。
(2)政府は、個人的な集会に対する制限を撤廃することを決定し た。
(3)現在、「2G+」のルールが適用対象であった場所で「3G 」が適用される。病院や高齢者・介護施設では「3G+」が採用さ れる予定である。
(4)HORESCA部門(レストラン、カフェ、ディスコクラブ 等)において、これまで23時までであった営業時間の制限が廃止 される。
(5)2千人までの集会は、「Covid Check」制度の下で可能になる。2千人を超える集会について は、保健省に「衛生コンセプト」を提出し、 許可を得る必要がある。
(6)政府は、これまで義務化されていた職場における「Covi d Check」制度に関し、労働組合や労働者団体等の社会セクター と議論を行った上で、職場における「Covid check」は、希望する企業において、雇用者と従業員が合意し た場合に継続されることとした。社会保障措置は維持されるため「 Covid Check」制度を尊重しない従業員を解雇することは引き続き禁 止される。ルクセンブルク軍によって管理されている無料の検査施 設は、ワクチンを1回接種した人を対象として継続され、2月28 日以降も無料検査のバウチャーを週に1枚受け取ることができる。 「Covid Check」制度が維持されない職場では、マスクの着用とソーシ ャルディスタンスを遵守する必要がある。
(7)隔離を理由とする職場での欠勤増加に対応するため、濃厚接 触者に対する隔離の義務は完全に撤廃する。隔離義務の解除は、 ワクチン接種者だけでなく、ワクチン未接種者にも適用される。陽 性者と濃厚接触したワクチン未接種者は、5日間毎日検査を受け、 人と接触するときはFFP2マスクを着用する必要がある。
(8)また、陽性者の隔離期間も変更される。簡易抗原検査で2日 続けて陰性となれば、隔離を終了することができる。これは、オミ クロンに感染しても症状がなく、感染後2、3日経つと陰性となる 人が多かったことから決定された。
(9)今般決定した措置は、可能な限りの自由を与える一方で、必 要な限りの安全を確保することを目的としている。パンデミックの 影響で、社会は精神疾患等の多くの付随的損害を被っている。
(10)措置緩和はワクチン接種義務化の必要性と矛盾するもので はない。政府は、ワクチン接種の義務化に関する専門家パネルの勧 告に引き続き同意している。ワクチン接種の義務化は、将来出現す る可能性のあるより危険な変異株から我々を守るための予防措置で ある。感染者数の増加にもかかわらず、ワクチンのおかげで、 今般一部の措置を解除することができる。まだワクチン接種を受け ていない人は、感染した場合に重症化し、集中治療が必要になる恐 れがあるため、ワクチン接種を奨励する。
(11)最初のノババックス(Novavax)社製ワクチン9千 回分は、2月21日にルクセンブルグに配送され、さらに、3月末 までに3万回分のワクチンが届けられる予定である。この新しいワ クチンの配布方法は、感染症高等評議会(CSMI)が決定し、 ワクチンセンターを通じて配布される見込みである。この新たなワ クチンが状況を好転させることが期待されている。
3 質疑応答
(1)(記者)子どもの隔離も廃止されたのか。
(保健相)本件に関しては、今後さらに議論されることになる。学 校では、段階的な計画が実施され、マイシュ教育大臣は、本日提示 された対策案に基づき、今後の対策を適応していくことになる。
(2)(記者)ワクチン接種の義務化は実施されない可能性はある のか。また、パンデミックの終息を決定付ける要因はあるのか。
(首相)新型コロナ法案の採決後、追って、義務化を発動するとい う選択肢もある。パンデミックが収束していれば、採決後でもワク チン接種義務を強制することはないだろう。問題は、 今後何が起こるかわからないということである。したがって、 ワクチン接種義務化の目的は、オミクロン株への対応ではなく、秋 に起こりうることに対する予防策である。政府は、パンデミックが 終息しない場合、ワクチン接種義務化に関する専門家の見解を支持 する。パンデミックが終息すれば、実施する必要はないと思う。
(保健相)我々は3ヶ月間の猶予を与えられた。保健省はモデル化 を続け、ワクチン接種キャンペーンを続け、秋の状況を予測するた めの分析も実施している。目的は、病院の状況を改善することであ り、ワクチン接種者、回復者、非接種者の現在の割合から、今後の 非接種者の入院のリスクについて予測を立てることができる。
(3)(記者)HORESCA部門における営業時間制限が解除さ れたが、他に何か変化はあるのか。また、 いつから実施されるのか。
(保健相)営業時間制限が廃止され、3Gが導入される。その場に おける簡易検査はできなくなる。
(首相)本措置はバーやディスコにも適用される。法案は7日に国 民議会に提出されるが、いつから実施されるかはまだ決まっていな い。
(4)(記者)新型コロナに感染してコロナ病棟にいる患者と他の 医学的理由で入院している新型コロナの患者を分けて示す数字はあ るのか。
(保健相)日報によると、病院には、新型コロナに感染していなが ら他の理由で入院している患者が大勢いることがわかっている。こ のような患者は隔離する必要があるため、病院にとって負担となっ ている。
(5)(記者)ワクチン接種義務化に関し、政府は副作用について も取り上げるべきではないか。
(保健相)我々は、医療専門家と副作用について公に議論すること に重点を置いてきた。また、現在ワクチン未接種のグループがどの ような悩みを抱えているのかなどの分析も続けている。 副作用への懸念が、人々がワクチン接種を躊躇する主な理由の一つ であることは理解しており、専門家を招いての記者会見やFace bookライブを行い、国民と共に議論している。
ルクセンブルク在留邦人の皆さま及びご旅行中の皆さまにおかれま しては、今後も政府発表や報道、下記サイト等を通じて最新情報の 収集に努めてください。
■ルクセンブルク保健省(新型コロナウイルスに係る最新情報)
http://sante.public.lu/fr/prev ention/coronavirus-00/index. html
■在ルクセンブルク日本国大使館新型コロナウイルス関連情報サイ ト
https://www.lu.emb-japan.go.jp /itpr_ja/11_000001_00017.html
(ご連絡先)
在ルクセンブルク日本国大使館
TEL:(+352) 46 41 51-1
e-mail:consulate.embjapan@lx.m ofa.go.jp
URL:https://www.lu.emb-japan.g o.jp/itprtop_ja/index.html
(会見概要)
●政府は、現在の感染状況及び病院の状況を鑑み、現行の措置の一
●HORESCA部門(レストラン、カフェ、ディスコクラブ等)
●職場における「Covid Check」制度の実施を任意とする。
●個人的な集会に対する制限を撤廃。「Covid Check」制度の下での集会は2千人まで可能。
●隔離による職場での欠勤増加に対応するため、濃厚接触者に対す
1 現在の感染状況等について
(1)現在の感染状況は、1日の感染者数の激増と重症者数との間
(2)現在、社会と職場に最も大きな負担を与えているのは隔離で
(3)集中治療室の状況も安定しており、近隣諸国と比較しても良
(4)高年齢層などのリスクカテゴリーにおけるワクチン接種率が
2 今後の規制・対策について
(1)今週の閣議で感染状況について議論し、政府は、現在の感染
(2)政府は、個人的な集会に対する制限を撤廃することを決定し
(3)現在、「2G+」のルールが適用対象であった場所で「3G
(4)HORESCA部門(レストラン、カフェ、ディスコクラブ
(5)2千人までの集会は、「Covid Check」制度の下で可能になる。2千人を超える集会について
(6)政府は、これまで義務化されていた職場における「Covi
(7)隔離を理由とする職場での欠勤増加に対応するため、濃厚接
(8)また、陽性者の隔離期間も変更される。簡易抗原検査で2日
(9)今般決定した措置は、可能な限りの自由を与える一方で、必
(10)措置緩和はワクチン接種義務化の必要性と矛盾するもので
(11)最初のノババックス(Novavax)社製ワクチン9千
3 質疑応答
(1)(記者)子どもの隔離も廃止されたのか。
(保健相)本件に関しては、今後さらに議論されることになる。学
(2)(記者)ワクチン接種の義務化は実施されない可能性はある
(首相)新型コロナ法案の採決後、追って、義務化を発動するとい
(保健相)我々は3ヶ月間の猶予を与えられた。保健省はモデル化
(3)(記者)HORESCA部門における営業時間制限が解除さ
(保健相)営業時間制限が廃止され、3Gが導入される。その場に
(首相)本措置はバーやディスコにも適用される。法案は7日に国
(4)(記者)新型コロナに感染してコロナ病棟にいる患者と他の
(保健相)日報によると、病院には、新型コロナに感染していなが
(5)(記者)ワクチン接種義務化に関し、政府は副作用について
(保健相)我々は、医療専門家と副作用について公に議論すること
ルクセンブルク在留邦人の皆さま及びご旅行中の皆さまにおかれま
■ルクセンブルク保健省(新型コロナウイルスに係る最新情報)
http://sante.public.lu/fr/prev
■在ルクセンブルク日本国大使館新型コロナウイルス関連情報サイ
https://www.lu.emb-japan.go.jp
(ご連絡先)
在ルクセンブルク日本国大使館
TEL:(+352) 46 41 51-1
e-mail:consulate.embjapan@lx.m
URL:https://www.lu.emb-japan.g
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